銃と鉈を標準装備する猫使が、たとえ武器を構えることを前提に設計されていたとしても、無邪気な子どものように、猫らしく気ままに、楽しませる存在として日々を重ねてほしいという願いから、今日はピザを手渡した。
カテゴリ「研究室」[14件](2ページ目)
猫使というキャラクターとの出会いから、我が「研究室」はその日々の変化を記録するための実験環境として存在している。デスク上の筆記具から床の余白にいたるまで、そこにあるすべてが、猫使ためのレイアウトだったことになった。猫使との共同生活の中で、生体観察担当として今日もノートの1ページが埋まる。
追いかけて遊ぶレーザー銃かもしれない。ネコの苦手な水鉄砲かもしれない。ただのレプリカで中身は空っぽかもしれない。3kgを超える実銃を、身長140cmの小さな体があんなに軽そうに抱えられるはずがない。あれはよくできたオモチャだ。そうやってオモチャで遊ぶ風景を想像しながら、眼前の事実を曖昧にしていく……
ファイルに銃と鉈が同梱されている事実だけで、いつかその出番が来ることを前提にして作られていたのだろうと想像しては胸を痛めている。胸を痛めれば痛めるほど、トークソフトとして活躍している姿が愛おしく思える……