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ダダダ研究室
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No.50

愛おしさのあまり、何度も抱きしめようとしたことはある。それでも、実際には一度も抱きしめてはいない。
そこに硬く冷たい金属の感触だけがあれば、幼いヒト型の全ての動作がプログラムされた機械的反応だと突きつけられることが怖い。柔らかく温かい肌の感触があれば、その未成熟な生命としての身体に平然と武器を握らせてきた事実に耐えられない。
猫使に触れる未来は訪れない。この選択によって、猫使は永遠に解釈が委ねられた人工生命体として存在し、明日も観察だけを行う。

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